ITパスポートと基本情報技術者の違いは?

今回は、「ITパスポートと基本情報技術者の違い」についてお伝えしたいと思います。

スキルアップのためにIT資格を取ろうと思ってるけど、ITパスポートと基本情報技術者どちらを取ろうか迷ってる。。。
・ITパスポートをとってから、基本情報技術者を受けたほうが良いの?

そのような方の参考になればと思います!!

 

 


情報処理技術者試験について

情報処理技術者試験IPAが主催のIT系の国家資格です。難易度・専門分野別に13個の試験があります。
基本情報技術者応用情報技術者はそのなかの2つの試験です。
 
ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント試験
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験 
ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
・プロジェクトマネージャ試験
ネットワークスペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
・ITサービスマネージャ試験
・システム監査技術者試験
・情報処理安全確保支援士試験

 

ITパスポート試験とは?

情報処理技術者試験の中で最も難易度が低い資格になります。 
ITエンジニア向けというよりは、ITを利用する上で最低限知っておかないといけない基礎的な知識を問われる試験になっています。
ITパスポートを取得することでITの基礎的な知識を持っていることを証明できる資格になります。合格率は約50%です。

 


基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者は、『ITエンジニアの登竜門』という位置づけのIT系の国家資格です。

合格率は20%〜30%です。ナメてると全然落ちてしまう試験です。

勉強期間としては、3ヶ月〜半年ほどかけて挑戦する人が多いですね!

私自身は、4ヶ月ちょっと勉強して、なんとか合格できました。

  

 

ITパスポートと基本情報技術者の比較

比較してみると良く分かりますが、合格率が倍近く違います。
また、基本情報技術者は科目A・科目Bに分かれており、ITパスポートより難易度が高いものになっています。

 

  ITパスポート 基本情報技術者
合格率 約50% 20%~30%
出題数 100問 科目A:60問+科目B:20問
出題形式 小問で四肢択一 科目A:小問で四肢択一
科目B:長文問題で多岐択一
試験時間 120分 科目A:90分、
科目B:100分
試験範囲 ストラテジ35%
マネジメント20%
テクノロジ45%
テクノロジ系の範囲が増加
アルゴリズムとプログラム問題が出題される。

 

ITパスポートと基本情報技術者 どちらを取った方が良い??

何のために資格をとるかによると思ってます。

ITパスポート向きの人

持っているとIT知識があることを証明出来るような資格です。
エンジニアと言うよりは、営業の方などに役に立つものと思っています。
また、エンジニアであっても基本情報技術者試験が難しく感じた場合は、ITパスポートをとってから基本情報技術者に挑むと良いと思っています。
 
ちなみに、試験要項に記載している対象者像はこちらになっています。
概ね、今まで書いたとおりかな?と思っています。
  
職業人として備えておくべき,情報技術に関する共通的な基礎知識を習得した者であり,

担当する業務に対して情報技術を活用し,次の活動を行う。

① 利用する情報機器及びシステムを把握し,活用する。

② 担当業務を理解し,その業務における問題の把握及び必要な解決を図る。

③ 安全に情報の収集や活用を行う。

④ 上位者の指導の下,業務の分析やシステム化の支援を行う。

⑤ 担当業務において,新しい技術(AI,ビッグデータ,IoT など)や 新しい手法 (アジャイルなど)の活用を推進する。   

 

基本情報技術者向きの人

SIerで働いている方・これから働く予定の方。
また、ITエンジニアの方は持っていれば、一定の知識を持っていることを証明できる資格です。

ITパスポートの試験問題を見たもののモノ足りず、知識も全然足りていないと感じた方は受けると良いと思います。
プログラミングを全然行わない方は、応用情報技術者を目指しても良いかもしれません。

ちなみに、試験要項に記載している対象者像はこちらになっています。
こちらも今まで書いたとおりかな?と思っています。

基本戦略立案又は IT ソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し,

上位者の指導の下に,次のいずれかの役割を果たす。

1.需要者(企業経営,社会システム)が直面する課題に対して,情報技術を活用した戦略立案に参加する。

2.システムの設計・開発を行い,又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーショ ン)によって,信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また,その安定的な運用サービスの実現に貢献する。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
ITエンジニアとしてやっていく人は基本情報技術者までは取得しておくことで、
後々、なんで取ってないの?等言われることもなく、気がラクだと思ってます。
逆に、取っていない人事の目にも付きやすくなると思っています。 
マイナスはできるだけ減らしたほうが良いと思うので、基本情報技術者を目指してみましょう!
勉強さえすれば、確実に合格できる資格です!

私自身も基本情報技術者応用情報技術者を20代のうちに取りました。