・基本情報技術者を取得しても意味あるの?
・基本情報技術者はどうやって仕事に活かすの?
そんな疑問を持っているあなたにお話できればと思っています!
まずは基本情報技術者をなぜ取るかを考えよう!
仕事でもよく言われることですが、基本情報技術者を取得する目的をまずは考えましょう!
あなたはなぜ資格取得をしようと考えましたか?
資格はあくまで手段ですが、気がついたら資格取得が目的になってしまっています。
実務に直接活かしたいという意味・目的では、「基本情報技術者」という資格は向いていないかもしれません。この場合はベンダー資格を考えたほうが良いかもしれません。
私は「汎用的・基本的な知識を身に着けたい!」であったり、「転職の際にも使えそうな資格がほしい!」というところから、資格取得を目指しました。
そもそも基本情報技術者とは?
基本情報技術者試験(FE試験)は『ITエンジニアの登竜門』という位置づけのIT系の国家資格です。
日本の情報処理技術者資格の1つで、日本国内での情報技術の基礎知識を持った人材を認定するための資格試験を担っています。
この試験は、一般社団法人情報処理試験委員会が実施していて、情報処理技術者試験の中でも基礎的な資格とされています。基本情報技術者試験に合格することで、情報処理技術に関する基礎的な知識や技術を持った人材であることを証明することができます。
試験の内容は、コンピュータシステムの基礎知識、アルゴリズムやプログラミング、データベース、ネットワーク、セキュリティなど、情報技術に関する広範の分野から出題されます。選択式の問題が出題され、合格基準は60%以上の正解率とされています。
同じ情報処理技術者試験のITパスポートや応用情報技術者と比べても難易度・アピールのしやすさが基本情報技術者はちょうどイイ資格だと考えています!
他の資格と比べてどうなの?
同じ情報処理技術者試験と比べるとまず初めに取る資格として「基本情報技術者」はとても優秀だと考えています。
受験料はどれも同じですが、難易度がそれぞれ違います。
ITパスポートは合格率が50%前後のため、IT知識をアピールするには力不足な資格であると考えています。ですが、応用情報技術者になると記述式の問題もあるため、難易度が上がります。
このように考えると、試験勉強は必要ですが、選択式の問題が出題される基本情報技術者試験はコスパの良い資格と言えるのではないでしょうか?
また、他のベンダー資格は受験料が10,000円を超えてきます。
まず初めの資格としては敷居が高く感じてしまう方もいるのではないでしょうか?
ベンダー資格は有効期限もあるため、維持し続けるためには勉強し続けないといけません。
改めて、どのような目的で資格を取得するのかを考えて受験するようにしましょう!
こちらでより細かく資格を比較しています。よろしければ見てみてください。
【比較】基本情報技術者試験を受けるべき理由! - 基本情報技術者試験 合格戦略
基本情報技術者を活かせる方々
大きく2通りだと考えています。
①ITエンジニアの方
人によっては、「必要ない」とおっしゃる方もいるかもしれません。例えば、外資系の方など。
日系企業はむしろ、新入社員研修のときなどに取らされることも多いのではないでしょうか。
また、基本情報技術者の取得が昇進・昇給の条件だったりする企業もあります。
特にSIerと呼ばれる会社ではこの風潮が強いように感じています。
実際、就活していたSIerは基本情報技術者の取得が昇進・昇給の条件もしくは、報奨金支給の条件でした。
②就職・転職する方
「資格」というものはとてもわかりやすい指標ではないでしょうか?
〇〇をしましたと言っても、目に見える成果を伝えることは難しいと思います。
仮にプログラミングでこんなコードを書きましたと持って行っても人事の人が判断できなければ、当然合格できません。
いやいや、動きが分かるようなコードを書いて見せればいいじゃないか!という方もいるでしょう。
おっしゃるとおりですが、動いたところで根本が分からなければなんとも判断できないと思います。
人事の方も会社員です。優秀な人を取れたほうが成果に繋がります。
逆に言えば、ダメな人を取ったら責任があるとも言えます。
そんななか、「資格」というものはとてもわかりやすい指標ではないでしょうか?
日系企業への就活・転職を考えているなら、基本情報技術者の取得は良いものではないでしょうか?
最後に...
やはり資格取得に向けて目的を明確にすることは重要だと思います!
取る必要がないという結論になるかもしれませんが、まずは考えてみてください。ただ、資格は「自分のレベルを客観的に示せる」という点ですごく優れていると思っています。
転職などの際、人選をするのは人事の方です。選ぶ側にもわかりやすい基準を示せるのは大きいと考えています。実務の技量は目に見えてわかるものではないですが、資格はわかりやすいです。
また、20代でまだ目的を決めるにも仕事のことをよく分かっていないという方は、ITの基礎を学べる基本情報技術者を目指してみてはいかがでしょうか?
基礎があることで他の資格にも活かせる部分が出てくるものです。勉強の習慣もつくのでおすすめですよ!
何か質問などあれば、コメントでも何でもご連絡ください!