2023年4月から基本情報技術者の試験制度が変更されました。
試験制度は変更されたものの科目B(旧:午後問題)の重要さは変わりません。
出題方式は「多肢選択式」で以前と同じですが、データ構造及びアルゴリズムが8割、情報セキュリティが2割の割合で出題される点が大きく変わっています。
合格基準点は600点以上/1000点満点中、つまり6割以上取れれば合格になります。
サンプル問題では前半16問が「データ構造及びアルゴリズム」の問題。残り4問が「情報セキュリティ」の問題。となっています。
サンプル問題は公式にIPAから出されている貴重な情報です!
早速、問題を見ていきましょう!
問19 (情報セキュリティ)
設問
解答
答え:「エ」
解説
適切な権限設定について問われている問題です。
下記2つの要求から承認権限が付与されている(省略)の操作権限は"Z販売課の販売責任者"についていることがわかります。つまり、空欄に入るのは、残っているB社販売責任者とB社販売担当者のいずれかになります。
[要求1] B社が入力した場合は,A社が承認する
[要求2] A社の販売担当者が入力した場合は,現状どおりにA社の販売責任者が承認する
B社販売担当者は入力作業を行うので、Jシステムに対する入力権限と閲覧権限が必要です。ただ、B社販売責任者は、B社販売担当者の入力結果を閲覧することのみであるため、閲覧権限のみ与えるのが適切です。
逆だとB社販売担当者が入力作業を行えないため、不適です。
よって、正解の選択肢は「エ」になります。
最後に
いかがだったでしょうか。
権限付与の問題であり、問題分をよく読めば解答できる問題です。仮にIT知識がなくとも、常識的な知識のみで解くことも可能かと思います。
感覚でも解けてしまう問題かもしれませんが、なぜその答えになるのかを考えて解答を出していきましょう。
ケアレスミスなどがないように、冷静に解答していきましょう!